おすすめの本

子供向けの本

小学生からはじめるわくわくプログラミング

 Scratchを日本中の子どもたちに広めた本。著者は日本におけるScratchのエバンジェリスト阿部和広先生。序文をScratchの生みの親ミッチェル・レズニックが書き、巻末にはパーソナルコンピュータの父、アラン・ケイの特別寄稿文などが掲載されている。他のScratch本と一線を画する貴重な本。もちろん、本文は子供向けにわかりやすくScratchの使い方が書かれている。Scratch1.4をメインに解説されているので2.0を使っている人が読むと少し戸惑うかもしれない。その場合は下の「わくわくプログラミング2」も購入されることをおすすめする。

小学生からはじめるわくわくプログラミング2

上で紹介した「わくわくプログラミング」の続編。こちらはScratch2.0の画面で解説されている。コマ撮りアニメや多角形の作図、重力のシミュレーションなど、プログラミングしながら楽しく学ぶことができる。こちらも巻末にミッチェル・レズニックとデヴィッド・シーゲルによる特別寄稿が掲載されており、プログラミングを通じた「創造的な学習」の意味と重要性、Scratchの思想がよくわかる。上の「わくわくプログラミング」とこちらの「わくわくプログラミング2」の2冊があれば一通りのことは学べる。

(まんが)はじめてのプログラミング 

 小学校5、6年生以上ならこの本がおすすめ。まんがを読みながら、プログラミングやScratchについて学べる。ストーリーも面白く、子ども一人で進められる。チーム開発や、ネットリテラシー的なことも書かれていて、プログラミングの周辺知識も学べる。上の「わくわくプログラミング」シリーズと同じく、阿部和広先生が監修しており、プログラミング学習に対する基本的な考え方がしっかりしている。おすすめの本。

小中学生からはじめるプログラミングの本 2018年版

 第4章の「スクラッチでプログラミング」が秀逸。「そのまま使えるワザ15選」は、弾の連射や、背景スクロール、弾幕の作り方など、ゲーム作りの幅が広がりそうな記事が充実している。「シューティングゲームを1時間で作る」はすべてのスクリプトが掲載されているので、順を追って読み込んでいくと、とても勉強になる。前半の記事にはプログラミング教育の現状や、スクラッチ以外のプログラミンク教育環境も紹介されている。

Scratchコーディングカード 

 スクラッチの公式ページにもあるカード形式のチュートリアルの日本語版。テーマごとに簡単なスクリプトを組むことによって、スクラッチの基本的な使い方をマスターすることができる。値段がちょっと高い。CoderDojo静岡にも1組あるので、自由時間などに1つづつ進めるのもおすすめ。

ブックスタンド(actto BST-02BK)

本を見ながら、プログラミングやパソコンを操作するときにおすすめ。ブックスタンドがないと、開いていたページがいつの間にか閉じてしまい、もとのページを探すのが大変。CoderDojo静岡でも1つ用意してあります。実物を見ると便利を理解していただけると思います。

保護者向けの本

「プログラミングができる子」の育て方

サイエンスライター竹内薫氏の著書。いかにもありそうなベタなタイトルだけれど、内容はとても濃い。著者自身がプログラミング教育に関わっていることもあり実践的な内容になっている。子どもがプログラミングを学ぶ意義や、実際の学習方法なども記されている。「プログラミング教育は教えないのが教えるコツ」とか「高額な費用をかけない」「勉強しなさいはNG」など、一見すると逆説的なことを言っているように思えるが、実は確信をついている。オススメの本。

ライフロング・キンダーガーテン 創造的思考力を育む4つの原則

Scratchの生みの親、ミッチェル・レズニックによって書かれた本。Scratchが生み出された歴史的な背景や思想がよくわかります。学校のような場所で一方的に教えられるのではなく、子供たちが自ら学ぶことの重要性、創造的な活動を通して学ぶことの意味を強く訴える本。

マインドストーム

 約40年前に書かれた本。コンピュータが子どもをプログラムするのではなく、『子供がコンピューターをプログラムし、そうする過程で、最も進んだ強力な科学技術の産物を統制するという実感を得るとともに、科学、数学そして知性のモデルを創る学問などからくる深遠な理念と密接な関係を確立する』ことを望んだシーモア・パパートの著書。学校の教室を「社会がやむを得ず発明した、人工的で能率の悪い学習環境だ」と言いきる。学び手としての子どもへの信頼と、従来の教育に対する批判が書かれている。また、LOGO言語の解説を読むと、Scratchの基本となる理念は40年前のこの時点でほぼ完成していたことがわかる。